04_コミュニティ活用で売り上げが10倍超!<酒庫 住田屋様インタビュー>
オンラインショップで売上昨年対比1000%達成。広島の酒屋が取り組むLINEを活用した売上向上取り組みとは?
💡地元に根付く酒屋だからこそ、新しい取り組みができておらずオンラインショップの立ち上げで新たな収益基盤を確立したい・・・。 |
「コロナショック」を機に顧客の購買は実店舗からオンラインショッッピングに主戦場を移した一方で、実店舗を運営する企業はなかなかオンラインショップ開設ができる人材がいないことが課題ではないだろうか。
広島県東広島市、呉市を中心に7店舗を展開する酒専門店「酒庫 住田屋」も全く同じ状況だった。
そんな中で2019年頃、広島県竹原店の店長をしている廣中さんがオンラインショップを自ら立ち上げると決意され、店舗店長をしながらオンラインショップ立ち上げると言う二足の草鞋で時代の流れに乗ることの挑戦を開始した。
「状況に合わせて流される事が私の軸」とおっしゃるように臨機応変に自社や自分に必要な事を取り入れ実行されている廣中店長に今回はお話をお伺いしました。
(文中ではコミュニティ内呼称に基づきインタビュアー:しょへ・廣中様:ようこさん と表記)
酒庫 住田屋:https://shop.sumidaya.co.jp/

💡初月の売上は3万円だった。 |
しょへ:初月の売上は3万円と伺ったのですが本当ですか?
ようこさん:ショップ立ち上げ期は右も左もわからず、立ち上げたはいいものの、売上はたったの月3万円。
メーカーから商品を卸してもらって実際に利益としてお店に残るのは雀の涙でした。
しょへ:時間をかけてショップを立ち上げたにもかかわらず3万円だとこれから売上を立てる事にも苦労しますよね。最初改善されたところは何だったのでしょうか?
ようこさん:まず最初の課題としておいていたのは、決済方法でした。立ち上げ当初は口座振り込みしか支払い方法がなく、クレジットカード連携すらなかったんですよね笑。今考えると売れるわけない事情がたんまりとありました。
しょへ:なるほどですね。その後売上はどのように変化しましたか?
ようこさん:友人にお願いしてオンラインショップで購入してもらったり、たまに発生するShopifyの「チャリン」の音で歓喜していた状況でした。
しょへ:何がきっかけで変化が起こったのですか?
ようこさん:チャットブーストの営業の方に一本の電話でした。そこで気持ちが変化しました。 今までコストをかける事を考えていなかったが、本当にサイトを見ていただいて的確なご意見を頂いた時にコストをかけてでも改善しないといけないと思いました。 その中でチャットブーストのセグメント配信が気になり、セグメント配信を活用する事で会社から予算を引っ張る事ができるのではないかと考えました。

💡営業の電話をきっかけにオンラインショップ2期目を機にチャットブースト導入を決断 |
しょへ:営業電話からチャットブーストの導入を決断された後に最初どのような活用をされましたか?
ようこさん:セグメント配信をするためのタグの取得を最初に行いました。
地元の中小企業の酒蔵さんに「御社の商品が気になっている顧客が私たちのLINEにこれだけいるよ!」と伝えることで、適切なニーズを伝達し少量でサンプルを手配できるようになりました。
しょへ:今まではニーズを伝えても、サンプルを手配する事ができなかったと言う事ですか?
ようこさん:はい。地元の酒蔵さんに適切なサンプル量を伝達しないと、酒蔵さんは多量のサンプルを準備できないためお断りされるという状況でした。
しかしチャットブーストの導入によって、適切な量を把握しそれを元にセグメント配信を行う事で、実店舗での試飲やオンラインショップで購入してもらうために対象を絞った配信をできるようになった事は大きかったですね。
しょへ:それ以外にチャットブーストを導入する事で実施された事はございましたか?
ようこさん:ローンチして3ヶ月ぐらいは友だち数が増えるだけで、有効的な施策を作る事ができなかった事が本音です。しかしコミュニティを通してそこの不安が完全に払拭されました。
💡チャットブーストのコミュニティを活用して売上が大幅増加 |
しょへ:コミュニティに参加されたのは2022年の4月末だったと記憶しておりますが、そこからどのように売上が上がるようになったのですか?
ようこさん:チャットブーストのコミュニティで他社さんの成功事例をたくさん聞く事によって、自社にも反映できる内容がたくさんあり、まだまだ全然活用できていなかったなと反省しました。そこで、入手したノウハウをすぐに真似て自社に反映しようと考えたのです。
しょへ:特にこれが当たったと言う施策はございましたか?
ようこさん:他社さんがオンライン交流会の時に教えてくれた「シークレットセール」です。最初実施したのは、合言葉を「sakematsuri」にしてラインで送ってもらうことで、シークレットセール会場(希少なウィスキー等を販売する場所)のリンクを自動応答させる仕組みでした。しかしながら、この時は告知する媒体をLINE+Instagramにしていたのですが、Instagramのフォロワーのエンゲージメントもまだまだ低く、即売り切れ状態にする事ができませんでした。
しょへ:即売り切れ状態とは、かなり理想が高いですね!!
ようこさん:市場では希少とされているウィスキーを出品したので、即売と思っていました。ここで、改めてSNSの改善が必要と考え「私のインスタグラムをダメ出ししてください」とコミュニティに投げかけてみなさんからたくさん意見をもらい完全しました。
しょへ:その後もシークレットセールを開催していると思いますが変化しましたか?
ようこさん:Instagramを改善した後、エンゲージメントも高まり、それと同時にシークレットセールを楽しみにしてくれるお客様も増えLINEの登録人数もShopifyとの連携者数も大幅に増えました。結果として、今ではシークレットセール開始3秒で全てが売り切れる状況を作る事ができるようになりました。毎月の売上の山がここで作れるということですね。値引きもせずにたくさん売れるのでとてもいい企画に育ちました。
しょへ:実際売上も大幅達成とお伺いしていますがいかがですか?
ようこさん:おかげさまで、今年目標にしていた金額を10月初旬にして達成する事ができました。昨年対比で行くと1000%の伸長で自分でも驚いています!

しょへ:色々お伺いさせていただきありがとうございます。
目標達成と仰りましたが、今後どのようにしていきたいなど展望をお聞かせいただけますでしょうか?
ようこさん:チャットブーストのコミュニティで出会ったメンバーが”これぐらいならまだまだできる!”と新たな目標を設定してくれるので、それを達成し続けたいと思っています。具体的に、今年立てた目標を200%で達成したいなと思っています。
しょへ:シークレットセールで得た新しい気づきや次につなげたい事などはありますか?
ようこさん:シークレットセールを実施すると、実際に参加されたお客様が「楽しかった」「次回も楽しみにしている」「こういうお酒を販売して欲しい」などたくさんのご意見をいただけるようになりました。
これもチャットブーストを使ってLINEを運用しているメリットかなと思っています。
そのため、次のステップとして顧客とのコミュニケーションを大切にして、よりユーザー目線の顧客密着型酒屋になりたいなと思っています。
私はサザエさんに登場する「三河屋さん」になりたいと思っています。EC版三河屋さんですね!!
しょへ:廣中様がEC版三河屋さんになるのも近々ありそうですね。インタビューご協力いただきましてありがとうございました。
過去実施
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